空き地の雑草対策はだれの義務?雑草を放置するリスクや対策方法を解説!

2023-08-22

空き地の雑草対策はだれの義務?雑草を放置するリスクや対策方法を解説!

この記事のハイライト
●空き地の所有者には、適切な雑草対策をおこなう「努力義務」がある

●空き地の雑草を放置すると、不法投棄や放火、害虫の発生といったリスクがある

●除草剤や防草シートを使い、雑草の再繁殖を防ぐ対策が重要である

所有している空き地の雑草対策についてお困りではありませんか?
空き地は手入れを怠るとすぐ雑草だらけになってしまいますよね。
とはいえ伸び放題の雑草を放置していると、いろいろなリスクが生じるため注意が必要です。
そこで今回は、空き地の雑草対策はだれの義務なのか、雑草を放置するとどのようなリスクがあるのかについて、対策方法を含めて解説します。
神戸市北区で空き地を所有している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

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所有者が空き地の雑草対策をするべき?義務や責任の考え方とは

所有者が空き地の雑草対策をするべき?義務や責任の考え方とは

空き地を放置しているとあっという間に雑草が育ってしまいます。
相続した家を取り壊した跡地など、活用されずに放置状態になっている空き地は少なくありません。
売却しようにも立地条件があまり良くなく、なかなか買主が見つからないという方もいるのではないでしょうか。
さらに、所有する空き地が自宅から遠い場合などは、定期的に足を運ぶ時間と労力が大きな負担になってしまいます。
では、そもそも空き地を管理する義務は所有者にあるものなのでしょうか?
ここでは、空き地を管理する義務について解説します。

空き地を管理する義務はだれにある?

空き地の管理は、基本的には所有者がおこなうという考えが一般的です。
しかし、雑草などを駆除して空き地を管理する義務が、法律で定められているわけではありません。
とはいえ、空き地の雑草を放置し続けていると周辺に迷惑をかけてしまうため、所有者には適切な管理をおこなう「努力義務」があるといえます。
定期的に現地に足を運び、状況の把握や雑草対策を講じる必要があると考えておきましょう。

自治体によっては条例が定められているケースもある

放置された空き家に対する法律の整備が進んでいる一方で、空き地の管理に関する法律は現在は存在していません。
つまり、雑草が伸び放題になっていたとしても、現時点では「雑草対策をしなさい」と法律で強制されることはないでしょう。
しかし、自治体によっては「適切に空き地を管理するべき」という条例が定められていることがあります。
伸び放題の雑草を放置していると、そのエリア全体の防犯、衛生、景観などにも影響するからです。
空き地の雑草を起因としたトラブルに対処する代表的な条例としては、「草刈り条例」があります。
また、全国的に見ても多くの自治体が地域の環境保全を目的とした「空き地管理条例」を制定している状況です。
これらの条例を守らずにいると、自治体から「指導」や「勧告」がおこなわれます。
こういったことからも、「所有者には空き地を適切に管理する努力義務がある」ということをしっかりと自覚しておく必要があるでしょう。

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所有する空き地の雑草を放置するリスクとは

所有する空き地の雑草を放置するリスクとは

空き地の管理をおこなわないでいると、いろいろなリスクを抱えることになります。
ここでは、どのようなリスクがあるのかについて見ていきましょう。

空き地の雑草を放置するリスク1:不法投棄をされやすくなる

雑草が伸びて管理されていないことが明らかな空き地は、不法投棄をしやすい場所として目をつけられてしまいます。
不法投棄は少しのごみをきっかけにどんどんとエスカレートする傾向があるため、早い段階での対策が重要です。
ごみの内容や量によっては個人での対応ができなくなり、業者への回収依頼が必要になる場合もあります。
また、ごみから有害な物質が溶け出して土壌汚染につながるリスクもあるので注意しましょう。

空き地の雑草を放置するリスク2:害虫や害獣が住みつく

雑草が生い茂っている空き地は、蚊やゴキブリといった害虫が繁殖しやすくなります。
また、伸びた雑草で身を隠せる環境は、ハト、ネズミ、ヘビといった害獣にとってもかっこうの住みかです。
これらの害虫や害獣は近隣住民の前に現れて直接的な被害をあたえるだけでなく、不快なにおいや雑菌などが発生する原因にもなります。
深刻な健康被害を引き起こす可能性もあるため注意しなければなりません。

空き地の雑草を放置するリスク3:放火や火事の原因になる

雑草が伸び放題の空き地は、放火のターゲットになりやすい場所です。
たばこのポイ捨てが原因で火事になってしまうこともあります。
不法投棄にも言えることですが、人の出入りが少ないことや管理が適切にされていないことがわかる場所は、犯罪意識が働きやすくなるので危険です。
空き地の雑草から近隣住宅へ延焼するリスクもあります。

空き地の雑草を放置するリスク4:近隣に迷惑がかかる

ここまで解説してきた3つのリスクは、すべて近隣住民にとってのリスクでもあります。
むしろ離れた場所に住んでいる空き地の所有者よりも、常に衛生面、防犯面、景観面などのリスクに直面しているのは近隣住民です。
直接的な被害が出ていなくても、隣の敷地で雑草が生い茂っている状況を快く思う方はいないでしょう。
なお、実害が出た場合は法的な手段で対応をとられる可能性があります。
近隣トラブルは土地を売却する際にも悪い影響が出てしまうリスクがあるため気をつけましょう。

空き地の雑草を放置するリスク5:土地の価値が下がる

雑草対策がされていない土地は景観が悪いだけでなく、害獣や不法投棄などによる衛生面での不安もあります。
購入する土地を探している方にとっても、積極的に購入したいという意識にはなりにくいでしょう。
土地の印象は売却スピードや価格にも影響します。
スムーズな売却を目指すのであれば適切な管理が不可欠です。

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空き地の雑草を駆除するための効果的な対策とは

空き地の雑草を駆除するための効果的な対策とは

空き地の雑草を伸び放題にしないための対策について解説します。

空き地の雑草対策1:除草剤をまく

雑草は根の部分から駆除しなければまたすぐに生えてきます。
そのため、根の部分まで薬剤が届き雑草の増殖をおさえる「除草剤」の使用がおすすめです。
ドラッグストアやホームセンターなどで安価で販売されているため簡単に入手できます。
液体や粒状などいろいろなタイプがあるので、雑草の種類や状況を見て最適なものを選んでください。
ただし、1回の使用で完全に雑草を駆除することはできません。
定期的に除草剤をまく必要があると考えておきましょう。

空き地の雑草対策2:防草シートを敷く

除草剤で雑草を駆除したあとは、防草シートを敷いて雑草の再繁殖を防ぎます。
防草シートの主な役割は、「光合成に必要な日光を遮断すること」「飛来した種子が根付くのを防ぐこと」です。
そのため、遮光性が高いものや長時間外で使用しても劣化しにくい耐久性があるものを選びましょう。
また、水はけが良い透水性のあるものを選ぶとシート下のカビの発生を防げます。

空き地の雑草対策3:コンクリートで塗装する

雑草対策としての効果を重視するのであれば、コンクリート塗装がおすすめです。
コンクリート塗装した場所を駐車場などに活用することもできます。
ただし、施工に費用がかかることや、土地の売却が決まった際にはコンクリート塗装の撤去が必要になることなどがデメリットです。
また、コンクリートがひび割れた個所から雑草が生えてしまう可能性があります。

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まとめ

使っていない空き地や遠方にある空き地の管理は、どうしても後回しにしてしまいがちです。
しかし、空き地の雑草をそのまま放置していると、景観が悪いだけでなく近隣住民にも多くの迷惑をかけてしまいます。
ご近所トラブルの原因を作らないためにも、空き地の雑草を放置するリスクやデメリットをしっかりと理解し、適切な対策をおこないましょう。
神戸市北区の不動産売却のことなら「北町総合センター」へ。
お客様のご要望に真摯に対応させていただきます。
まずは、お気軽にご相談ください。

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